WORRIES-2

顎なし・口元の突出
が気になる方

WORRIES-2

顎なし・口元の突出が気になる方

顎なし・口元の突出が気になる方

このタイプは、上顎が前方に突出している状態になります。いわゆる「出っ歯」とよばれるもので、見た目としては前歯が前方に出ているものになります。上顎の第一大臼歯(6歳臼歯)に対して、下顎の第一大臼歯が後方にあり、顎全体のバランスが崩れています。お顔の正面の審美性に悪影響を及ぼすだけでなく、横顔もアンバランスに見えてしまいます。噛み合わせが悪い状態なので食べ物をうまく噛めず、消化不良により内臓に負担がかかることが考えられます。また、口が自然と開いて乾燥しやすく、虫歯や歯周病のリスクを高める可能性があります。このほか、発音がはっきりしないなど、お口の機能を低下させてしまいます。

主な原因
  • 遺伝的要因
  • 成長期の指しゃぶりや舌の癖
  • 歯列矯正のタイミングの遅れ
  • 上顎骨の過成長

治療法と手術について

このタイプの治療では、上顎の特定の部分を切断して整える「セグメンタルオステオトミー」や、顎先であるオトガイの形を整える「オトガイ形成」といった施術方法を検討します。これらの手術により上顎の突出を軽減するとともに、顎全体のバランスが取れてきれいな見た目に仕上がります。
手術後はセグメンタルオステオトミーと相性の良いミニスクリュー(歯科矯正用アンカースクリュー)を用いた矯正治療を併用し、噛み合わせを調整します。下顎を無理に手術すると傷痕が残る可能性があるため、矯正治療により整えていきます。こうした手術後の矯正治療が、お口の機能や審美性をより高められる重要なプロセスになります。

治療法と手術について

具体的な症状例

出っ歯

出っ歯

主に前歯が前方に突出している状態です。下顎が引っ込んでいる、または下顎だけでなく上顎の歯列も後退することにより、出っ歯になります。下顎が引っ込んでしまう原因のひとつに、奥歯だけで噛む習慣が挙げられます。軟らかいものばかり食べると前歯で噛まずに奥歯ばかり使うようになり、下顎が引っ込んだ噛み方が癖になります。前歯も使って噛むことが、出っ歯の予防にもつながります。

出っ歯
開咬(前歯が閉じない)

開咬(前歯が閉じない)

「前歯が1本だけ前方に突出している」「前歯が隣の歯と重なり合っている」「不規則に生えている」といったように、前歯の歯並びが悪い状態のことです。前歯は口をあいたときに目立ちやすく、部分的に歯並びが悪いとしても、歯並び全体が悪いような印象を与えかねません。第一印象を左右することにもなるため、前歯がガタガタと並んでいる状態(叢生、乱杭歯)がコンプレックスになる方もいます。

開咬(前歯が閉じない)
顎が歪んでいる

顎が歪んでいる

顔が曲がって見えるなど、顎の歪みは審美性に影響を及ぼします。遺伝的な骨の成長が原因とされるケースが多いですが、歯が噛み合わないまま顎をずらして噛んでいることにより、顎のバランスが悪くなっていくケースも考えられます。顎の歪みを改善するためには外科的な手術によって骨を動かし、顎のバランスをきれいに整える必要があります。

顎が歪んでいる
すきっ歯

すきっ歯

歯と歯の間に隙間ができている状態で「空隙歯列弓(くうげきしれつきゅう)」ともよばれます。顎が大きい、歯が小さい、歯の数が少ないなど、歯列のスペースが広すぎることが原因で起こります。また、舌を前に出す癖が続いていると、歯が外側に押し出されてすきっ歯になる場合もあります。顎の骨と歯の大きさの調和を取るために外科手術や矯正治療を併用することがあります。

すきっ歯
ガタガタ前歯

ガタガタ前歯

前歯の歯並びが悪い状態です。上下の噛み合わせにばらつきがあって隙間ができるなど、しっかり噛めていません。お顔を正面から見たとき、または横から見たときにアンバランスに見える場合があります。また、お口をあけたときに目立ちやすい位置のために思い切り笑えないなど、コンプレックスになる方もいます。噛む機能に問題が生じるおそれもあり、消化不良にもつながる可能性があります。

ガタガタ前歯

矯正治療・装置について

  • 矯正治療の一般的な治療費は60万~150万円、一般的な治療期間は2~3年、一般的な治療回数は24~36回となります。
  • 矯正治療は公的健康保険対象外の自費診療となります。
  • 薬機法(医薬品医療機器等法)未承認の矯正装置は、医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。
  • 治療の主なリスク・副作用については、ページ下部をご確認ください。